すくい漁場(高来町)

 高来町指定有形民俗文化財になっている、伝統両方の漁方の「すくい網」です。(01/27/2002)

 国道207号線の、高来町と小長井町の境の、やや高来町よりの、旧道の海岸にある、すくい漁場です。

 引潮に成ってきましたので、丸く円が見えているのが、判ります。

 もう、この時点でこの仲に居た魚達は、逃げ場を失っています。

 すっかり、潮が引いて、「すくい」の姿が、すっかり見えてきました。

 「すくい」は、石干見(いわほしみ)、掬とも云い、有明海特有の遠浅で、干満の差を利用した、古代漁法(場)です。かつては、有明海には二百余もあったそうですが、現役で使用されているのは、この高来町の、すくいのみだそうです。

 そばまで来て見ました。大きな石を、要所に配して、その間を、人の頭より大きな石で、堤防が組まれています。
 陸地側の魚が、引潮に乗って、入ってくるほうは、大きな石で組まれて、隙間だらけです。
 「すくい」の内側は、魚が居つき易いようにでしょうか、竹の切ったものが、沢山立てられています。

 中に見える石は、「かごみ石」と云って、足場や、手掛かりに利用するものです。


ふと顔を上げると、「すくい」の向うに、諫早湾干拓の北部排水門が見えます。